「ひかり授産施設」(札幌市)では、密閉バケツにEMボカシを入れて住民に配布し、住民にEM生ごみ発酵肥料をつくってもらい、それを回収して野菜栽培を行っています。さらに、昨年度は手づくりパンの販売も開始。EM栽培でできた野菜を挟んだサンドイッチは大人気で、昨年度の売り上げは3,600万円になり、施設利用者の給金もアップできそうということです。
午後には、会場となった「北星園」の視察を行いました。「北星園」は、EM技術を導入した合鴨の飼育や、その廃棄物による土壌改良やEM生ごみ発酵肥料を活用した有機農業で施設利用者の就労をめざしています。平成16年には有機農産物の認定を取得し、合鴨肉も町の特産品「サロベツ有機合鴨」として販売されるなど着実に事業を展開しています。
翌日の27日には、EMボカシネットワーク公開講座が、幌延公民館で開催されました。発表内容は以下の通りです。
(1)幌延町立北星園生産活動主査 高橋孝治氏 「道北地区におけるEM生産活動状況について」
(2)有限会社システムバイオ 代表取締役 清杉強氏 「酪農におけるEM活動事例について」
(3)有限会社カーフ愛 代表 三澤弘則氏 「みさわ牧場放牧循環型酪農におけるEM利用事例と取組みについて」
みさわ牧場では、刈り取った牧草をEMで処理してサイレージをつくっており、EMを利用すると攪拌を行わなくても、均一に発酵した高品質のサイレージになるということです。
(情報提供:EMボカシネットワーク本部事務局)
EMボカシネットワークhttp://www.emro.co.jp/embokashi/