有機JASの小分け認定を受ける
2市1町にEMボカシ供給
園芸班が担当するEMボカシづくりは、平成7年から始まり12年間の実績があります。今では地元を含む2市1町の行政があゆみ園のEMボカシを買い上げ、生ごみ減量施策に取り入れています。白川園長は、「あゆみ園がEMボカシをつくり始めたころは、四国でも珍しく、私も講習会の指導であちこち行きました」と振り返り、「EMボカシづくりは楽しい作業で、しかも地域の環境対策に役立っているのですからこんな良いことはありません」と胸を張ります。
今年は新たな挑戦として、「緑のカーテンを」広げる会の依頼を受けてゴーヤの苗づくりをしました。“緑のカーテン”とは、エコロジー活動の一端で、ツル科の野菜や花を窓側に植え込み強い日差しを遮断するという発想です。ゴーヤは発芽率が低く、育苗は難しいとされていますが、EM希釈液1000倍に種をつけ、発芽後は潅水にも使用したところ発芽率8〜9割になりました。EMを使わなかった場合の発芽率は7割止まりだったことからもEM効果が確認できました。
今では、ハウス内の散布はもとより施設内の清掃にも活用するようになりました。EMボカシネットワーク徳島事務局の芝洋征さんは、「まじめにこつこつと積み上げてきたあゆみ園の取り組みです。これからもサポートしていきたい」と温かく見守ります。
これらの取り組みは、11月25日、鳴門教育大学で開催された「四国EMフェスタ2007in徳島」で園芸班を担当する寶憲一指導員から発表されました。
EMボカシネットワークhttp://www.emro.co.jp/embokashi/