同作業所は精神に障がいを持つ仲間たちの生活支援の場で、現在39人が通所し、人関係づくりや社会参加をめざした活動をしています。EMボカシづくりは、「作業を通して仲間たちの会話がふくらみ、人間関係づくりに大いに役立っています」と指導員の鈴木恒介さんらは見ています。
昨年施行された障害者自立支援法には、働く意欲と能力のある障がい者が一般就労できるように福祉側が支援するとありますが、精神に障がいを持つ人への社会の意識はまだまだ低い状態です。そんな中で、仲間たちはEMボカシづくりや町から斡旋(あっせん)された道路清掃などに取り組み、自立への意識を高めています。現在、EMボカシを利用して生ごみ堆肥化に参加する町内世帯は20世帯ほどですが、作業所から積極的に地域住民にEM交流会への参画を呼びかけたり、地域行事に参加したりして協力世帯の拡大に努めています。
これらの準備や運営は仲間たちが率先して行っており、パソコンやスライドを使った活動報告は手慣れたものです。大屋所長は、「積極的に地域の皆さんと交流することが、障がい者への理解を得ることにつながり、仲間たちも社会性を学ぶ機会を得ています」と話します。
瑞穂ひまわり共同作業所 WEB SITEhttp://homepage2.nifty.com/mizuhohimawari/
EMボカシネットワークhttp://www.emro.co.jp/embokashi/