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EMボカシネットワーク 障害のある人も、ない人も共に歩む

EMボカシネットワークとは、EMボカシや関連資材を製造する授産施設・作業所と、施設を支援する地域ボランティアグループなどで構成された全国ネットワークです。現在、国内各地に29支部を持ち、340の授産施設・作業所が参加しています。さらに、米国や韓国にも組織が誕生し、それぞれが特色のある活動を展開しています。

施設の管理運営に一役、米のとぎ汁EM発酵液
障害者支援施設「光風荘」 茨城県石岡市

地域の環境問題に貢献できると、利用者たちは責任を持って取り組む
地域の環境問題に貢献できると、利用者たちは責任を持って取り組む
今年6月に創立20年を迎える障害者支援施設「光風荘」(須賀田一男施設長)は、全国でも数少ない知的・身体障害等を有する視覚障害者の入所施設で、現在32人が生活しています。10年前からEMボカシづくりをカリキュラムに組み込み、販売も行っています。

昨年は、共同募金からの補助でEMボカシづくり専用の作業棟をつくり、乾燥機を設置しました。魚の一夜干し乾燥機の中古品ですが、18段の棚に発酵熟成後のEMボカシを並べ、40℃をキープした状態で8時間乾燥して水分ゼロ、サラサラのEMボカシが完成です。「天日干しをしていたころは、天気に左右されましたが、乾燥機は効率よく作業を進められるので、利用者の皆さんや職員も喜んでいます」と話すケアスタッフの尾島佳代子さん。
光風荘のEMボカシは、光風荘で販売の他、石岡市公民館と市役所環境保全課の窓口で無人販売されています。

汚泥の抜き取り減って、経費節減

管理会社の説明を聞き、浄化槽内をのぞき込む参加者たち
管理会社の説明を聞き、浄化槽内をのぞき込む参加者たち
さらに光風荘では、浄化槽の悪臭と汚泥対策に毎日の給食から出る米のとぎ汁を活用して、経費節減効果を上げています。1日10リットルのとぎ汁EM発酵液を厨房の排水口へ点滴、浄化槽へ流入する方法で、当初年間6回からの汚泥抜き取りが必要でしたが、現在は4回で済んでいて、経費をかなり節減しています。また、周辺に漂っていた悪臭も、今では浄化槽の蓋を開けても臭いません。

3月9日にEMボカシネットワーク関東のEMボカシ技術交流会が光風荘内地域交流センターで行われ、約70人の参加者は浄化槽管理会社担当者の案内で浄化槽施設を視察しました。蓋を開けて内部の各槽をのぞき込んだ参加者らは、ニオイもなくキレイに澄んだ水に驚き、担当者は質問に追われていました。

 

 

 


外部リンク

EMボカシネットワーク
http://www.emro.co.jp/embokashi/


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