2023年も夏野菜は順調に育っています!
7月が近くなると近隣の方が「柴田さん元気でやってっけ?」と畑に来てくれます。実は私の顔を見に来たのではなく、トマトが元気なのか見に来るのです。みなさんナスやキュウリはつくるけどトマトはつくっておらず、私のトマトができるのを心待ちにしているのです。
きっと雨の日でも畑に水を撒いている(実はEM散布)私は変わり者と思っているに違いありません。でも私のトマトを味わってきっと撒いているのが魔法の水だと思っていることでしょう。野菜づくりを通して皆さんと交流ができることはとても嬉しいことです。
画像は6月21日当時のトマトです。第1花房はピンポン玉より大きくなり、第5花房の花が開花。そして第6花房の花が咲く7月上旬から収穫が始まっています。
現在NHKで放映中の朝ドラの主人公・槙野万太郎先生だったら、きっと黄色い小さなトマトの花に声をかけるでしょう。「今日もトマトの花が咲いてるのう、7月になったら真っ赤なトマトがなるき」ってさ。
毎日成長して表情が変わっていく野菜たちを見る今が一番楽しい時でもあります。畑に行くのが楽しくて、つい早起きしてしまいます。
EM栽培で理想的な野菜とは
数年前になりますが、友人が仲間数人と畑の見学に来ました。
その後、その中の一人が癌で食べ物が喉を通らないで苦しんでおり、友人から「その方が『もう一度柴田さんのトマトが食べたい』と言っているので、至急トマトを送ってください」と連絡がありました。
以前、比嘉先生から「柴田さん、EM栽培とは化学肥料や農薬を使わないのは当たり前で、そんなのを売りにしてはいけません。柴田さんの野菜を食べたら元気になったとか、柴田さんの野菜を食べたら病気が治った、そういう野菜づくりを目指しなさい」と言われたことがあります。その時は比嘉先生からの言葉に少しだけ近づけたかなと思いました。
EM柴田農園が目指している野菜づくり
就農早々、農家としてどのような経営をしていくか、画期的なEM柴田農園の戦略を考えました。それは小さなお子さんがいるご家庭に的を絞って販売しようということでした。理由は子供の味覚は3歳までに決まると言われているので、「3歳までにEM柴田農園の野菜の味を覚えてもらえば長期にわたって野菜を購入してもらえる」という長期戦略でした。
ファーストフード会社の、「子どものうちにファーストフードの味覚を認識させて大人になっても通ってもらうという戦略」と同じです。
ところがいつからか考えが変わって、野菜嫌いのお子さんにEM野菜を好きになってもらいたいという気持ちのほうが強くなりました。
EMで栽培した野菜をお子さんに「美味しい」と言って食べてもらいたいという私の気持ちは、今でも変わりません。
そこで夏休みの期間に「農園見学と試食会」を実施することにしました。是非、親子で参加して頂きたいです。
ピーマン嫌いのお子さんがもりもりピーマンを食べてくれる。これが私にとって野菜づくりの醍醐味です。
2023年8月 農園見学会のお知らせ
家庭菜園を始めたいと言う方が多くなりました。
そういう方の多くは化学肥料や農薬を使いたくないと思っているようです。
有機肥料ってどんな肥料?病害虫対策はどうしているの?
スーパーで売っているものと味の違いがあるの?など様々な疑問は畑に来れば答えが見つかるかも・・・!!
ちなみに試食は取りたてのナスやピーマンをそのまま食べていただきます。
ドレッシングは使いませんのでヤギになった気分で味わってみてください。
<開催日時>
8月3日(木)
8月5日(土)
8月8日(火)
時間:各日13:30~15:30
●雨天中止
●日焼け対策と飲み物のご持参をお願いします
●お子さま連れ大歓迎!(小学生以下無料)
<場所>
EM柴田農園 栃木県那須塩原市金沢 2064-20
※目印は畑の横の公民館 金沢下コミュニティセンター
<参加費>1,000円
<定 員>各回8名
<お申込み>
https://ws.formzu.net/dist/S95709977/
<お問い合わせ>
EM柴田農園 柴田和明
携帯 090-6528-1649
<PROFILE>
柴田和明(しばたかずあき) 会社退職後、約2年間栃木県農業大学校で農業を学び、その後トマト農家で1年間研修を受け就農。 柴田知子(しばたともこ) 会社退職後、東京農業大学(世田谷区)オープンキャンパスのカレッジ講座で野菜や果樹の育て方、スローフード、発酵などの講座を受講。EM柴田農園では、種まきから仮植、種取りなどの細やかな作業を担当。