こんにちは、EM研究所の今村です。
冬野菜の準備に取り掛かる季節になりましたね。
今回は<番外編>として、EM研究所、中川さんのペットボトル菜園のつくり方です。
ペットボトル菜園は、使用済みのペットボトルを再利用して野菜の栽培を気軽に楽しめるため、多くの方がトライしています。
この方法なら畑がなくても大丈夫!
省スペースで野菜を育てられます。
ぜひ、お試しください。
準備するもの
- 土 ・・・ 1.5リットル(ポット用EM有機培土を使用すると便利です。)
- もみ殻くん炭 ・・・ 大さじ3
- 塩(または食塩) ・・・ 大さじ1
- EMガーデン(EM・1でもOK) ・・・ 1本(500ml)
- 種(または苗)
- ペットボトル容器(2リットルのもの)
- メラミンスポンジ
- スコップ
- バケツ(たらい)
どんな種をまいたらいいの?
種の袋にはまきどきや収穫時期などが記載されています。 種類によってまきどきも収穫時期も異なるため、購入する際に確認してください。
主に、春まき種子と秋まきの種子の2つに分けられますが、中には年中まくことができるものもあります。
気温が下がる冬に向かう秋まきの方が虫の害を受けにくいため、初めて野菜を育てる方は秋からのスタートがオススメです。
- 初心者向きの野菜
初めて野菜を育てる方には、ミズナやチンゲンサイなどの葉物をおすすめします。
特にレタス類は虫がつきにくく、扱いやすい野菜の一つです。 葉が赤いものやちりめん状のもの、サラダ菜など、種類も豊富で楽しく手軽に育てることができます。
例)レタス、ミズナ、からし菜、モロヘイヤ、ラディッシュ、チンゲンサイ、サラダ用春菊 - 上級者向きの野菜
プランターや畑などで野菜を育てた経験がある方は、ダイコンやキュウリ、トマトなどにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
本格的な収穫体験をあじわうことができます。
ただし、野菜の種類によってはEMボカシなどで追肥する必要があります。
例)キュウリ、ダイコン、オクラ、トマト
さあ、作ってみましょう!
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- 2リットルのペットボトル容器のキャップ部分側に土が入ります。
作物の種類に合わせた大きさにカッターで切り分けます。
- 2リットルのペットボトル容器のキャップ部分側に土が入ります。
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- 2つに切り分けた2リットルのペットボトル容器の口に、ビニールテープ等を貼ります。(手を切らないための保護策として)
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- キャップを外し、水を吸い上げるためのメラミンスポンジを5×2.5cmの大きさに切り、ボトルの口に差し込みます。
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- ポット用EM有機培土をタライやバケツなどの容器に入れて、EMガーデン(またはEM・1)の2000倍希釈液を充分に含ませます。
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- キャップ側にもみ殻くん炭(大さじ3)と塩(小さじ1)を入れます。さらにポット用EM有機培土をすり切りまで入れ、切り分けておいたペットボトルに差し込みます。
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- 種まきをします。土の表面(真ん中あたり)に指で2cmくらいの穴を開け、種を3粒まき、指で土をかぶせます。
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- ジョウロ等で軽く水やりをして下さい。その後、芽が出るまで乾かないように水の管理をして下さい。
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- 芽が出て、本葉が出てきたら、一番勢いの良いものを残し、それ以外を間引きしてください。
日ごろの管理方法は?
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- 2日に一回程度、EMガーデンを500倍に薄めて水やりしてください。
例)6リットルのジョウロの場合 ⇒ EMガーデン大さじ1杯(ペットボトルのキャップ2杯)
- 2日に一回程度、EMガーデンを500倍に薄めて水やりしてください。
- 成育中は害虫などがいないかこまめにチェックしてください。
いろいろな種類のタネをまいてみました
ここからは、以前私がいろいろな野菜の種をまいてみた結果をご紹介します。
中には芽出しの条件がデリケートな種子もあり、発芽しなかったものもありました。
種をまいた時のお天気や気温などの条件が良くなかったとか、もしくはうっかり土をかけすぎてしまったのかもしれないとか、原因をつきとめるのはなかなか困難です。
ですが、「こんな野菜をまいても芽は出ないかもしれない」などとひるまずに、皆さんいろいろな種子で楽しくお試しいただけたらと思います。
【夏作】
(手前左から)ミズナ、エダマメ、レタス、ハーブ、
(2列目)ミックスグリーン、ブロッコリー、モロヘイヤ、ゴーヤ
(3列目)ルッコラロケット、ラディッシュ、オクラ、トマト
【秋作】
(手前左から)スイートバジル、ミックスグリーン、ミズナ、ラディッシュ
(2列目)マスタード、スターチス、ホウレンソウ、ダイコン
(3列目)コリアンダー、ベニバナ、ナデシコ、ブロッコリー
ある日の収穫がこちら↓です。
この葉物はシンプルにサラダでいただきました!
工作感覚でつくるペットボトル菜園、皆さんもぜひ試してみてくださいね。
<PROFILE>
中川善彦(なかがわよしひこ)
静岡県立農業高等学校卒業後、2001年EM研究所入社。製造業務や販売に従事する傍ら、2007年に取得した波動測定士の資格を活かし、社内で製造したEM商品の品質保全の一環として波動測定作業を担っている。
6年前から地元消防団に所属し、静岡県の地域防災にも携わる。バンド経験者で社内No.1の歌うま。