我が家の外壁リフォームにEMを使ってみた!
EMは農業用の土壌改良剤として開発され、その後畜産や水産、環境浄化などに広く活用されています。さらに掃除や洗濯など私たちの生活の中でも使われるようになりました。ここまでは皆さんもご存知ですし、すでに活用されている方も多いと思いますが、それ以外にも「多目的微生物資材」として、建築分野などに活用されるなど応用範囲が広がっていることは驚きです。
パート1の第2回でもお伝えしたように、私たち夫婦が初めて宿泊した「暮らしの発酵ライフスタイルリゾート」(旧コスタビスタ沖縄)は廃墟になったホテルをEM技術で蘇らせた建物です。調べてみると国内でもEMづくしの個人住宅は結構多く建設されているようですが、極めつけでは2013年5月付Webエコ・ピュア「新・夢に生きる」で比嘉先生が公開された「マレーシアにおけるEMモデルタウン」です。マレーシアのEM普及は、官民あげたシステム化で先進的レベルに達しているといわれています。しかもジョーホール州では国際的デベロッパーによるEMモデルタウン構想で建築にEMを取り入れたマンションやショッピングモール、小学校などが続々オープンしているようです。
2015年、我が家も外壁を塗り替えなければならない時期になり、「そうだ、コスタビスタ沖縄のホテルのようにリフォーム工事にEMを使ってみよう」と思い立ちました。
残念ながら近隣にEM資材を使っている塗装屋さんは見つからず、EM研究機構のホームページから「EM技術の建築分野での活用」を参考に塗装に必要なEM資材を自分で調達し、塗装に使ってもらえる業者を探しました。
(参考:新・夢に生きる 第71回「マレーシアにおけるEMモデルタウン」)
重要なのは事前に業者の了解を得ること
ところが、塗装資材にEMを混入することに対して業者さんの理解を得るのは想像以上に難しいです。さいわい、問い合わせを続けた4社目の塗装屋さんが若手で好奇心が強く、EMにとても関心を示してくれました。事前にEM活性液とEMスーパーセラ蘇生Cを渡して、テスト塗りをしたうえで実施しました。
まずはEM活性液の希釈液で家を丸ごと洗浄します。畑でのEM散布はお手の物ですが、自宅の汚れ落としのためのEM散布は妙な感覚でした。どちらにしてもEM散布をすると爽快です。
塗装資材にEM資材の投入
塗料(1斗缶18リットル)に対し、EM活性液400mlとEM・X GOLD20ml、EMスーパーセラ蘇生Cを400g投入しました。塗料の中にEM活性液を入れると茶色になりますが、攪拌すると思ったほど色の変化はありませんでした。塗料の中に投入するEM資材はペットボトルと袋に入れて事前に準備しておくと便利です。今回は1斗缶18缶分の準備が必要でした。 EMを使った外壁塗装の一番の目的は劣化防止で、リフォーム前の外壁は建築から7年を経過していました。アフター後のこの美しい塗装は何年間維持できるのでしょうか。今回は外壁工事だけでしたが、将来は内装工事にもEMを使って居心地の良い空間づくりをしたいものです。
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