EM普及協会だより

高坂早苗さんのEM的お家事(いえごと)<1> EMを活用した掃除の基本形

関東EM普及協会の会報誌「えむえむ関東」に紹介された高坂早苗さんの「EM的お家事(いえごと)」から、お掃除にお役立ちの内容を紹介します。高坂さんはお子さんのシックハウス対策の中でEMの効果を実感した家事研究家。EM活性液をつくり、洗濯や掃除、EM生ごみ発酵堆肥づくりにEMを使っているうち、お子さんも高坂さん自身も健康体になっていきました。家庭を守る主婦が家族の健康を考えるとき、食べ物のことはもちろん自然環境や地球環境にもおのずと心を通わせます。ハウスキーパーはアースキーパーなのです。
高坂さんはEMを広めようと、各地での講演をはじめ、「EM菌家事日記」や「アースキーパーネットワーク」をネットで発信したり、「重曹・酢・EM家事ライフ」(共著・2004年9月/永岡出版)を出版するまでになりました。
皆さんも毎日の生活の中に微生物の力を取り入れて、高坂さんのEMお家事を試してみてください。

EMおそうじの良いところ

EMによる掃除の良い点は、アレルギーや敏感肌で合成洗剤や抗菌グッズが使えない人も安心して使っていること、多くの洗剤を使い分ける面倒さがなくあらゆる場所に使えること、おまけに消臭対策も同時にできることです。
日々際限なく続けられる家事にEMを使用することで地球も蘇生されるなんて嬉しいですね。

お掃除に使うおすすめのEM資材

私は家事にEMWを、家庭菜園やガーデニングにEM・1を使用しています。

EM・1を培養してEM活性液をつくると、大量に使えて便利。その場合は、pH3.5以下の質のよい活性液を使うことが大切です。洗濯に使う場合は、糖蜜の代わりに善玉菌のエサを使用した「白いEM活性液」がおすすめです。糖蜜を使用した活性液よりも色が薄いため、色移りの心配がありません。
EM活性液を作るのが難しい方や面倒な方は、EMWやBio.Roma(ビオロマ)が市販されていますので、そちらを使用すると手間が少なく便利です。EMの消臭効果は素晴らしいのですが薄めると日持ちしにくいため、介護で使用するにはBio.Roma(ビオロマ)が大変便利で、重宝しています。

また、強い油汚れにはEM配合の洗浄液「EMURAL<エムラル>」をおすすめします。(販売元︓有限会社大和)。
乳化力が強く、スプレーして乾拭きするだけで油汚れが簡単に落ちて、洗い流す手間がないのでとても便利です。

EM的お家事、3つの基本

EMを活用した掃除の基本形は3つです。
また、EMを使う使わないに関わらず、汚れが軽いうちに取り除くことはお掃除の基本ですね♪

  1. EMうすめ液(EM液大さじ1+水500cc)をスプレーして、から拭きすること
  2. EM液をいれた水で雑巾がけをすること
  3. 漬け置き洗いをすること(換気扇など)

この記事内で出てくる「EM液」とは、EMWEM・1、EM活性液のいずれか です。
EM薄め液をそのままにして、くさくなったものを使ってしまう人がいます。
残りの液は、植木にかけたり、トイレや流しに流したりして、その日のうちに使い切るようにしてください。

次回から、場所別の使用方法をご紹介します。

記事協力:関東EM普及協会


<PROFILE>
こうさか・さなえ / 高坂早苗
有限会社 大和、サロンPHYSIS-NERIMA(フィシス練馬)代表。
我が子のシックハウス対策をきっかけにEMと出会い、その効果を実感した家事研究家。
洗濯や掃除をはじめ、EM生ごみ発酵堆肥づくりなど家事全般にEMを使用することで自身と家族が健康体になっていくことを体感した経験をまとめ、「重曹・酢・EMでエコ家事ライフ」(ほか2名との共著)を永岡出版から上梓(2004年9月)。
主婦が自然環境に配慮しながら家事をすることは家族を守るだけでなく地球環境も守ることにつながると思い至り、「ハウスキーパーはアースキーパー」をモットーに掲げる。
日々をつづったブログ「アースキーパーネットワーク」はこちら