第1回のおさらい
◆EMおそうじの良いところ
- アレルギーや敏感肌の人も使用できる
- 多くの洗剤を使い分ける必要がなく、あらゆる場所に使える
- 消臭効果もある
- 環境に優しい
◆お掃除に使うおすすめのEM資材
- 家事にはEMW、家庭菜園やガーデニングにはEM・1を使用
- EM・1を培養してEM活性液を作ると大量に使える。
洗濯には色移りの心配がない「白いEM活性液」がおすすめ) - EM活性液を作るのが難しい場合はEMWやBio.Roma(ビオロマ)が便利
- 強い油汚れにはEM配合の洗浄液「EMURAL<エムラル>」が効果的
◆EM的お家事(いえごと)、3つの基本
EM薄め液をそのままにして、くさくなったものを使ってしまう人がいます。
残りの液は、植木にかけたり、トイレや流しに流したりして、その日のうちに使い切るようにしてください。
<詳しくはこちら>
高坂早苗さんのEM的お家事(いえごと)<1> EMを活用した掃除の基本形
トイレで使う
EM効果をすぐ実感できるのが悪臭除去。
日常の掃除はEMうすめ液(EM液大さじ1+水500cc)を便器内にたっぷりスプレーして5分位おいてブラシでこすります。
便器の頑固な汚れには薄めないEM液(EM・1、EM活性液、EMWのどれか)を注ぎ、2~3時間おいてブラシでこすります。
床や外側はEMうすめ液で雑巾がけします。
掃除が終わったらトイレ全体にEMうすめ液をスプレー。使い続けているうちに徐々にきれいになっていくのもEMの特徴です。
お風呂で使う
浴槽にコップ1~2杯の白いEM活性液を入れて入浴します。お風呂が汚れにくく、汚れは落ちやすくなりますのでお風呂洗いはシャワーをかけながら軽くこするだけで奇麗になります。(糖蜜の色が浴槽につくことが気にならない方はEM活性液でも構いません。)
蛇口についた石けんカスや水アカは、蛇口の周りにテイッシュを巻いてからEMうすめ液で浸し、しばらくおいてからふきとります。
お湯がかかる壁や洗い場は、入浴後残り湯をかけて洗い流します。
加えて、浴室を換気することがきれいに使う基本ですね。
残り湯も上手に利用して
EM液を入れたお風呂の残り湯は、洗濯、お花の水やり、ベランダや庭にまく、洗車、雪にかけるなどにも利用できます。
以上、5回に分けてEMの家庭内での使いかたをご紹介しました。
家事は毎日のこと。終わりのない作業ですが、EMを使った安心安全なお家事で、楽しく気持ちのよい毎日にしましょう。
次回は味噌づくりについてご紹介します。
記事協力:関東EM普及協会
こうさか・さなえ / 高坂早苗
有限会社 大和、サロンPHYSIS-NERIMA(フィシス練馬)代表。
我が子のシックハウス対策をきっかけにEMと出会い、その効果を実感した家事研究家。
洗濯や掃除をはじめ、EM生ごみ発酵堆肥づくりなど家事全般にEMを使用することで自身と家族が健康体になっていくことを体感した経験をまとめ、「重曹・酢・EMでエコ家事ライフ」(ほか2名との共著)を永岡出版から上梓(2004年9月)。
主婦が自然環境に配慮しながら家事をすることは家族を守るだけでなく地球環境も守ることにつながると思い至り、「ハウスキーパーはアースキーパー」をモットーに掲げる。
日々をつづったブログ「アースキーパーネットワーク」はこちら