青空宮殿は毎週バナナを10キロ以上出荷しています。前回紹介した雲南百薬(オカワカメ)も、週に3キロ以上出荷できるようになりました。バナナの収穫量は、夏には20キロを超える場合もあり、来訪者やその価値を理解している関係者にプレゼントしてPRに励んでいます。
琉球列島は、8年前に整流結界が機能するようになり、その後は致命的な台風は全く来襲しなくなりました。それ以前は、例年7月中旬から9月にかけ、1~2回強い台風が上陸し、背の高い果樹等の品種は見るも無残な状態となり、沖縄で営農的なバナナ栽培は不可能と考えられていました。
今や沖縄のどこでもバナナは豊作で、産業的な展開も可能となってきました。コロナパンデミックに対応するため、結界のパワーを高めた結果、大半のウイルスは消滅し、ウイルスで長期栽培が困難であったパパイヤもウイルスは全く発生せず、過去にウイルスにかかった老齢木も正常に生育するようになりました。
ウイルスの被害の大きかった球根や宿根草の花々も、品種が変わったかの如く生き生きと華々しく咲くようになりました。
かつては、花づくりは大変な思いで管理していましたが、今では普通の管理で見事な花壇が出来るようになりました。学校はもとより、公共の広場の花々もきれいに咲くようになり、多年草化したニチニチソウやペンタス、アンゲロニア等々、年中花を咲かせるようになっています。
当然のことながら、自然生態系の総合力を高めるためには、様々な花が参入すればより効果的になります。
青空宮殿では、外部域にグァバやレンブ、シークワーサー(小ミカン)、ピタンガ、アセロラ等の果樹が防風林的機能を発揮しつつ、たわわに実るようになりました。また、所々にドラセナやクロトン、ハイビスカス等、色とりどりになるように植えています。
不耕起栽培ですので、どこに何を植えても良いため、雑草対策を兼ねて花を植えるようにしています。まだ緒についたばかりですが、事務所のベランダや畑の花々を紹介します。
沖縄の花々とイルカのニュース
東京湾や大阪湾のクジラやイルカ、名古屋港のスナメリ等々が話題になっていますが、いずれもEMが長年にわたって投入され、定着している場所です。沖縄の牧港漁港内のイルカのニュースも、牧港の海岸に琉球大学構内ダムからのEMが流入する港です。
ひが・てるお / 1941年沖縄県生まれ。EMの開発者。琉球大学名誉教授。国際EM技術センター長。アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(公財)自然農法国際研究開発センター評議員、(公財)日本花の会評議員、NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長、農水省・国土交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員長(平成3年~平成28年)。著書に「新・地球を救う大変革」「地球を救う大変革①②③」「甦る未来」(サンマーク出版)、「EM医学革命」「新世紀EM環境革命」(綜合ユニコム)、「微生物の農業利用と環境保全」(農文協)、「愛と微生物のすべて」(ヒカルランド)、「シントロピーの法則」(地球環境共生ネットワーク)など。2019年8月に最新刊「日本の真髄」(文芸アカデミー)を上梓。2022年、春の勲章・褒章において、瑞宝中綬章を受章。