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行き場がない汚染された土

有用微生物群であるEM技術での除染は、廃棄物がでないので仮置き場の必要がない。自然にも人間にも良く、海も川もきれいになる。もちろん、お米の味も品質もよくなる。福島県では、2016年度産米から食品衛生法の基準である1kg当たり100Bq(ベクレル)を超える放射性セシウムは検出されていないが、今回取材した方々がつくったEM米は、放射性セシウムが不検出(検出下限値1Bq/kg )、あるいは50分の1という数値であった。
EM技術で放射能の影響を限りなく少なくし、地域再生の原動力になっている4人の方々を紹介する。

2.『仲間の健康を願い EMを撒く』
 南相馬市・羽根田薫さん


2013年田植えを終えた羽根田さん


2016年新米のできに満足

その瀧澤さんよりも早くに米づくりを始めたのが、瀧澤さんと同じ馬場地区の地区長で馬場EM研究会会長でもある羽根田薫さん(73歳)だ。2012年当初、放射能汚染対策として、地元住民の憩いの場となっていたグラウンドゴルフ場へEM活性液を散布したところ、5か月後には空間線量が1.2 〜 1.3μSv/hから0.6μSv/hにほぼ半減した。住宅にも定期的に散布したところ、1.0 〜 2.0μSv/hあった地点が半年で、こちらもおよそ半減した。 「震災当初、避難しなかった老人たちが集まる場所がなくなってしまって、なんとかこの公園の放射能の線量を下げたい一心でした。思ったよりも早く低減していったので、ものすごい励みになりました」と当時を振り返る。

この経験から、試験的に水稲栽培を開始した。原則作付けは禁止されている中での田植えだった。

「田植えも稲刈りも、ひとり。奇妙なほど静かな田んぼで黙々と作業を続けました。米農家は、田植えの季節になればじっとしていられないものなのです」

もともと、羽根田さんは、JAS認定の自然農法家だ。田んぼに化学肥料は入っていない。この年の放射性セシウムは慣行栽培の玄米が80Bq/kgに対し、EM活性液を流し込んだ田の玄米は20Bq/kgだった。2013年からは、植え付け前からEM活性液を散布し、田植え後は2haの水田に毎月500Lの活性液流し込みを行った。2015年の稲刈りのあとには、EM団子を田圃に掘った穴に2mおきに2個ずつ、合計で田圃60aに3,000個を埋め込んだ。このEM団子づくりには、馬場EM研究会の仲間たちが協力してくれた。


最高の出来のコシヒカリ

さらに、2016年には苗を植え付けた後、EM3号1tを田圃に流し込み、その後も塩入EM活性液(※1)を同量流し込んだところ、雑草に負けない稲となり、昨年を上回る収量だった。食味検査では83の高得点。放射性セジウムは、玄米で8,7Bq/kg、白米で2,6Bq/kgで、5年間で、玄米、白米ともに10分の1になった。
「自然農をやってきた農家として、放射能と向き合ってきたつもりです。あと、もうひと息のところまできたというところですね」手ごたえを感じている羽根田さんだ。

(文責:小野田)

<2017年1月30日>

※1 塩入EM活性液・・・通常の活性液を作る際の水分を海水に替えて培養するものです。塩分濃度が高いと雑菌が繁殖しにくいため、より質の高い活性液を作ることができます。詳しくはこちら 『新・夢に生きる 第108回 海水活性液と塩の多目的活用』

>>  3.『自然米おにぎりで 地域を元気に』    南相馬市・武藤麻央さん
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<参考>福島県産玄米の放射能検査結果https://fukumegu.org/ok/kome/year/16


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