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PROFILE
ひが・てるお/1941年沖縄県生まれ。EMの開発者。琉球大学名誉教授。名桜大学国際EM技術センター所長。アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(公財)自然農法国際研究開発センター評議員、(公財)日本花の会評議員、NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長、農水省・国土交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員長(平成3年〜平成28年)。著書に「新・地球を救う大変革」「地球を救う大変革①②③」「甦る未来」(サンマーク出版)、「EM医学革命」「新世紀EM環境革命」(綜合ユニコム)、「微生物の農業利用と環境保全」(農文協)など。
微生物の新たな可能性を啓蒙する映画「蘇生」の劇場公開

EM(有用微生物群)が開発されて35年をむかえました。当初は農薬や化学肥料の代替え技術としてスタートしましたが、EMの密度を高め、使い続けているうちに、土は超能力的な力を発揮するようになったのです。収量や品質は、これまでの限界をはるかに超え、その田畑で働く人は健康になり、その生産物を食べる人々も健康になるばかりでなく、空気もきれいになり、その周りの水系も浄化され、多様な生物たちが復活してきたのです。

同時に土壌中の残留農薬は完全に分解され、有害な重金属は無害化され、地下水も豊かになり、ついには放射能まで消滅することが明らかとなったのです。従来の科学の常識ではあり得ないことですので、EMは「エセ科学」と「トンデモ科学」として激しいバッシングを長年に渡って受け続けてきました。

当初、EMを計画的につぶそうとした日本土壌肥料学会の見解は極めて非常識とされ、完全な誤りであったことが国際園芸学会誌で公表され、放射性セシウムが消滅することもベラルーシ国立放射線生物研究所で明らかとなったのです。

腸内微生物をはじめ、エネルギーの転換力に関する微生物の機能は驚異的であることも明らかになり、先端の分野では私の主張「EMの万能性」は常識化し始めています。とは言え、このような従来の常識に反することやマスコミ各社も「反EMの攻撃」を恐れ、EM報道の自主規制を行っている現状では、EMの正しい情報を世に伝えることができず、ボランティアによるフロンティアを根気よく続けてきました。

映画「蘇生」は、その壁を乗り越える大きな力であり、世界中で上映されることによって、新しい蘇生技術の哲学とパラダイムを啓蒙する歴史的なものであり、ここに到るまでのすべての人々に心から深く感謝申し上げます。

微生物の可能性

メタゲノム分析法等々の発達によって、微生物の実態がかなり明らかとなってきました。

人間の体も約3万種類、数千兆個の微生物で埋め尽くされており、人間のDNAは、その数百分の一以下にすぎません。すなわち人間は微生物の集合体なのです。人間のみならず、地球上のすべてのものは、微生物の海の中に存在しているのです。

このような機能をマイクロバイオーム(微生物叢)と称していますが、このマイクロバイオームは、環境やすべての健全度を支配しています。そのマイクロバイオームが蘇生的(抗酸化、非イオン化、有害なエネルギーを有用化)であれば、すべてが望ましい方向に誘導されますが、その逆の場合は、いかなる努力も無に帰してしまいます。

別の見方をすると微生物の世界は、量子論的です。すなわち、あると思って探すと何でもあり、ないと思うと何もないという認識論にたどりつきます。今から35年前農薬や化学肥料の代替技術をして開発された有用微生物群(EM)には、さまざまな場のマイクロバイオームを蘇生的(善玉菌の集合体)に誘導することが明らかとなり、環境浄化、1、2次産業、医療健康、省エネ等々の分野で幅広く使われるようになり、福島における放射能汚染対策にも確たる成果を上げています。

私は福島の2011年3月の事故直後から微生物群(EM)による放射能汚染対策の情報発信を行い、現地での対策試験の結果等々を含め「シントロピー(蘇生)の法則」という本を出し(2011年10月)、続いてその成果を踏まえ「新・地球を救う大変革(2012年8月)」を出版しました。

この映画は、その本の最も大事なことを皆様にお伝えするとともに、微生物のさらなる進化的活用で、安全で快適、低コストで高品質で善循環持続可能で幸福度の高い社会をつくり得るという人類の未来に対する究極へのヒントを与えてくれるものと確信しています。

(2015年4月13日)





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