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確定的となった、EM結界による台風対策

今年は台風21号はもとより、沖縄の台風24号と25号等々、台風の猛威をまざまざと見せつけられた年となりました。EMによる気象災害対策には、本誌の第87回第88回にも述べた通りですが、第113回で述べたように、EMの整流による台風対策の再確認の年ともなりました。

結界の作り方は、すでに公開され、野生動物対策や、増収や品質向上等々、幅広く応用されています。EMやEMの整流力やEMと波動の関係を理解しない人から見れば、その成果はマジカルまたはオカルト的にしか見えません。

結界の強さは、EMの整流力と比例的で、その機能は年々向上しています。2年前から、一般的(公開)な活用に入り、更に高次元化するための整流シールを作り、EMのボランティアに協力している人々に無料で提供し、その進化力をチェックしています。

台風21号は、和歌山でも大きな被害が発生しましたが、EMグラビトンシールで結界を作ったミカン園は、全く被害のないレベルとなり、山形県などでは、洋ナシやリンゴの落果がほとんどなかったという報告も受けています。

前回紹介した津市にある「救世神教」のグループも、結界線が切れずにしっかりと連結している水田は、隣接する水田がほとんど倒伏したのにもかかわらず、被害は全く無かったという結果になりました。

結界を作ると、作物の生育や品質も格段に向上し、自然災害も顕著に少なくなることも明確となっています。このような基盤を作り、本誌第126回で述べたパイこね変換的に量子重ね効果を増強すれば、理想的な自然農法を確たるものにすることができるようになります。

もともと、その結界の効果として、2013年11月13日以来、第109回でも述べたように、沖縄に様々な奇跡的現象が起こったのです。その予兆は、第88回でも説明しましたが、第113回では明確な結論を出すレベルに達したのです。

すなわち、沖縄に存在する高さ55Km、南北354Kmの結界内は、台風による衝撃波を著しく抑制するため、農作物は致命的な被害を受けず、台風後の回復も早いという結論です。その他、建築物や農業用ハウスの被害も極端に少なくなっています。それらの結果は、県の調査や農業生産統計にも明確に現われています。

とは言え、沖縄の結界線は南北に1本という形になっています。そのため、東西からの台風には万全な威力を発揮しますが、結界線に平行して襲来する南からの台風には、被害は少ないが、万全ではないということも明らかとなってきました。

台風24号の9月30日の経路図は、その典型的事例です。台風24号は、雨が少なく、風が強く、しかも長時間にわたって吹き荒れましたので、沖縄本島全体が塩害によって除草剤が散布されたような酷い状態となってしまいました。

台風24号経路図 2018/9/30

10月3日地元紙の沖縄タイムスは、『露地キク9割出荷不能』として壊滅的な被害を報じています。その直後に同じコースで台風25号が襲来してきました。気象台の予想では、10月3日の時点では、台風24号と同じコースをたどるということでした。これには、さすがに万事休すとの思いもありましたが、10月3日の9時から10分間、沖縄の南西の上空に重力子結界を作ることを決心し、実行したのです。その2時間後、台風は西に進路が変わったという気象台の発表があり、私は安心して宮城県へ出張しました。

2018/10/3 沖縄タイムスより <沖縄タイムス社 提供>
2018/10/3 沖縄タイムスより <沖縄タイムス社 提供>

10月5日の台風25号の経路図は、図2に示すように、その結界線のため西にずれ、沖縄本島に大量の雨をもたらし、塩害を著しく軽減する結果となりました。量子力学的な見地からすれば、今回の状況は当然のことですが、一般に、この技術を理解させるためには、更なる検証が必要であり、まだまだ時間が掛かりそうです。

台風25号経路図 2018/10/5

台風24号の被害は、例年だと回復に2〜3年は掛かるということになりますが(写真1)、台風24号の雨も幸いし、2〜3ヶ月で完全に回復してしまったのです(写真2)。参考までに、JA沖縄の12月18日と12月20日の同沖縄タイムスの記事です。

10月3日の発表では、露地菊9割出荷不能と報道されています。よくよく、その落差を調べると、結果的には被害は極端に少なく、むしろ今期は増収という内容になっています。
20181220_正月用キク出荷始まる JAおきなわ  沖縄タイムス
2018/12/20 <沖縄タイムス社 提供>
20181218_キク類出荷 増加予測 沖縄タイムス
2018/12/18 <沖縄タイムス社 提供>

<写真1>は、台風直後のレンブ(果樹)とバナナの状況です。<写真2>は、その60日後の回復した姿です。90日経過した現在、更に充実しており、沖縄の街路樹や山々は青々となり、まるで春のようです。
台風直後 レンブとバナナ
<写真1>
台風直後 レンブとバナナ
<写真2>

(2019年1月5日)



PROFILE
ひが・てるお/1941年沖縄県生まれ。EMの開発者。琉球大学名誉教授。国際EM技術センター長。アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(公財)自然農法国際研究開発センター評議員、(公財)日本花の会評議員、NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長、農水省・国土交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員長(平成3年〜平成28年)。著書に「新・地球を救う大変革」「地球を救う大変革①②③」「甦る未来」(サンマーク出版)、「EM医学革命」「新世紀EM環境革命」(綜合ユニコム)、「微生物の農業利用と環境保全」(農文協)、「愛と微生物のすべて」(ヒカルランド)、「シントロピーの法則」(地球環境共生ネットワーク)など。2019年8月に最新刊「日本の真髄」(文芸アカデミー)を上梓。2022年(令和4年)春の勲章・褒章において、瑞宝中綬章を受章した。

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