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究極の万能炭化装置「炭造くん」

これまで塩分を肥料に変える方法、すなわち、EMの持つ原子転換の応用について、第114回と、第115回で詳しく述べましたが、直ぐに多くの関係者がチャレンジしてくれました。実行した人々からは、奇跡的という評価を受け、究極の農業の姿が現実のものとなり始めています。

この成果をユニバーサルビレッジ国際会議の目標である環境問題の本質的な解決につなげる必要があります。既に述べたように、自然から生じた有機物は、EM技術の応用によって、さらに高付加価値のリサイクルが可能ですが、プラスチックをはじめ、石油由来の製品や海岸に打ち寄せる大量の漂着ゴミや塩分を多量に含む木材等々、リサイクルが困難な現実も解決せねばなりません。

また、ユニバーサルビレッジ国際会議で提案された海洋のマイクロプラスチック汚染の問題も併せて考える必要があります。すなわち、環境を汚染しないプラスチックに替わる資材の開発と捨てられたプラスチックの高度な再利用ということになります。前者については、カーボンナノファイバー技術やプラスチック加工時におけるEM技術の応用で対応が可能といえますが、日々排出されるプラスチック関連のゴミの量は半端でなく、コストも膨大となり、目に見えない環境汚染を増やし続けています。

幸いなことに、石油由来のあらゆる廃棄物は、高温で処理し炭化することが可能です。その無害になった炭化物にEMを処理し、これまで述べてきた最良の土壌機能材や土壌改良材として活用すれば本質的な解決に直結します。

当然のことながら、炭化物は土壌に安定的に残り、その機能性を発揮しつつ、炭酸ガス(CO2)に変わることはありませんので、CO2ガス対策の究極ともいえるものです。今回紹介する「炭造くん」にEM技術による整流や整流炭をプラスチックゴミに添加すれば、万能的に使えるようになっていますが、先ずはメーカーの守備範囲をカタログで提示します。

メーカーは、このシステムでのプラスチックの炭化は表明していませんが、私の提案を受け、その対応ができるようになっています。基本は、密封状態にあるプラスチックを500〜600℃で蒸すと、燃焼ガスが発生します。そのガスを二次燃焼炉に導入し、EMの整流技術を加味すると、完全燃焼し、ダイオキシン等々もまったく発生せず、発電システムとしても応用が可能になります。

そのため、燃焼炉の燃費も作業もかなり効率良くなります。高温にすれば、1時間以内で炭化が可能であり、その炭化物に海水で培養したEM活性液を5〜10倍にしたものを散布し、冷やした後に、直ちに袋詰めします。

運転手順
運転手順

<運転手順> (クリックで画像拡大 ↑)

この方法は、乾燥が不要で、あらゆる環境対策資材として(河川や海の浄化、公園等の敷料)多面的に活用することが可能です。そのため、メーカーが約束している方法の数倍も効率良く活用することができますので、極めて低コストでゴミ問題の大半は解決し、従来のような二次的環境汚染や廃棄物は、まったく発生しないシステムにすることも容易です。離島等、漂着ゴミが多く、地域資源の乏しい条件下でも、この「炭造くん」を応用すれば、海水を肥料や土壌改良資材や機能性資材に変え、極めて低コストで多収高品質の一次産業の展開が容易となります。

このような活動を社会化するため、メーカー等の関係者とEM研究機構が協力し、導入先の技術指導や産業振興に協力することになっています。

お問合せ: (株)EM研究機構/info@emro.co.jp Tel:098-935-2224


(2017年3月16日)




PROFILE
ひが・てるお/1941年沖縄県生まれ。EMの開発者。琉球大学名誉教授。名桜大学国際EM技術センター所長。アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(公財)自然農法国際研究開発センター評議員、(公財)日本花の会評議員、NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長、農水省・国土交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員長(平成3年〜平成28年)。著書に「新・地球を救う大変革」「地球を救う大変革①②③」「甦る未来」(サンマーク出版)、「EM医学革命」「新世紀EM環境革命」(綜合ユニコム)、「微生物の農業利用と環境保全」(農文協)など。

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